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学法石川1年・藤宮歩、0秒04差で逃げ切り東北勢“有終の美”「勝利に飢えていた」

引用元:スポーツ報知
学法石川1年・藤宮歩、0秒04差で逃げ切り東北勢“有終の美”「勝利に飢えていた」

◆茨城国体 陸上 ▽少年男子B3000メートル決勝(8日・笠松運動公園陸上競技場)

 最終日に行われた少年男子B(中学3年~高校1年)3000メートル決勝で、藤宮歩(福島・学法石川1年)が8分19秒45で優勝。今大会の東北勢最後の出場種目で“有終の美”を飾った。昨年の全国中学大会王者は、ラスト1周でスパートを仕掛け、ライバルの追い込みを0秒04差で凌いだ。7日の男子砲丸投げでは、岩手の佐藤征平(27)=新潟アルビレックス=が18メートル16で優勝。男子400メートルリレーは、6日の予選で救済措置により準決勝に進んだ宮城が41秒22で、3組7位となった。

 体を前傾姿勢にしてゴールに駆け込んだ藤宮は、勝利を確信すると右手を突き上げ喜びを表現した。集団の前方でレースを進め、ラスト1周の鐘を合図にスパート。一時は20メートル近く後続との差を広げ、直線では吉中祐太(山口・豊浦1年)に猛追されながら、0秒04差でしのいだ。8分19秒45は自己ベスト。「勝利に飢えていたので、絶対に優勝できると信じて臨んだ。ラスト1周までうまく足をためることが出来た」と胸を張った。

 世代屈指の長距離ランナーだ。大槻中3年だった昨夏の全国中学大会で、3000メートルを制した。今年1月の全国都道府県駅伝でも2区を担い、福島県チームの初優勝に貢献。だが、昨秋以降から右でん部から太ももに痛みがあり「練習を続けるにつれて増してきた」。学法石川高入学前から治療に専念、6月までは満足な練習を積めなかった。そのため、全国高校総体に直結する県大会などの出場も断念。レースに出たい気持ちはあったが「逆に自分が出場できるトラックの全国大会は国体だけ。これだけは絶対に譲れない」と、今大会に向け調整してきた。

 15年世界ユース代表の遠藤日向(住友電工)や今年のユニバーシアード・ハーフマラソン優勝の相沢晃(東洋大)ら多くのトップ選手を輩出してきた学法石川のスター候補生だ。「日向さんや相沢さんのように強い選手になりたい。トラックも駅伝も優勝して世界に通用にランナーになることが目標です」と藤宮。あこがれの先輩を追い越すために、速さと強さに磨きをかける。(遠藤 洋之)

 ◆藤宮 歩(ふじみや・あゆむ)2003年7月30日、福島・郡山市生まれ。16歳。学法石川高1年。小山田小4年から陸上を始め、同5年から長距離に転向。大槻中3年時の18年全国中学大会男子3000メートル優勝、同1500メートル2位。19年全国都道府県駅伝では2区を走り区間9位で福島チームの優勝に貢献。168センチ、53キロ。家族は母、妹。