金融情報（株・商品先物・ＦＸ）2020年10月9日

　米国株は追加経済対策を巡るヘッドラインニュースに一喜一憂する相場展開を見込む。
ホワイトハウスが「トランプ米大統領はさらに規模の大きい法案にオープン」との
コメントを発表したが、協議妥結のカギは上院共和党が握っている。

　日経平均株価は前日終値近辺での値動きを予想。テクニカル面で短期的な過熱感が
台頭していることもあり、利益確定売りが上値を抑える公算が大きい。大引け後に
発表される安川電機（6506）の3-8月期決算に注目。

　ドル/円相場は106円ちょうどを挟んだ方向感に乏しい動きを予想。米三連休を控えた
持ち高調整に加えて、米追加経済対策を巡る協議のゆくえを見極める動きが相場に
影響を与えよう。他方、保ち合いが続くユーロ/ドル相場は再度の下落リスクに注意。

　日本取引所グループの金（期先）は6,400円台での値動きを見込む。ドル/円相場の
上昇が支援材料となる一方、金融市場におけるリスク選好姿勢が重石になりやすい。
NY金ではファンド絡みの売り圧力が残っており、引き続き押し目狙いのスタンスに
妙味があるか。